有名牛をレアなカツで食べられるお店
とんかつは定食の定番メニューですが、なんと渋谷には牛肉を使ったカツのお店も存在しています。
その名も「牛かつ もと村」で、こちらではとろとろの柔な風味の牛ロースを薄めの衣をつけてさっと揚げたという調理方法をとっています。
一番人気となっているのは「牛ロースかつ麦めしセット」で、ランチタイムから1200円というお得な価格で食べることができます。
お店の場所は渋谷区渋谷のやや繁華街の中心部から離れたところで、位置的には代官山から渋谷方面に歩いていく路地の途中に見かけることができます。
明治通りから少し路地に入ったところの1Fに「牛かつ」というシンプルなのぼりが立っているので少し注意して歩いていけばすぐに見つけられるでしょう。
有名なお店なのですが場所がやや郊外になっていることからか比較的大混雑をするということは少なく、待ち時間をとることなくすぐに席につくことができます。
ただしやはり昼間の時間帯は渋谷のサラリーマンを中心に混雑をすることもあるようなので、少し時間をずらして行った方が無難かもしれません。
お店に入ると「60秒で出来上がります」という張り紙があり、そうした調理の速さもお店の開店の速さの理由になっているようです。
激レアかつの正しい食べ方とは
店内のメニューはなんと2種類しかなく、先に紹介した「牛ロースかつ定食」と「牛ロースかつ定食とろろ付き」となっています。
牛かつだけを単品で注文することもできるようですが、そちらはあくまでもおかわり用なので最初は定食としてごはんと一緒に食べるのが正しい注文方法です。
60秒で出てくるということの理由は、かつに使用する牛ロースを激レアの状態で出してくるためです。
かつは食べやすく切られて出てくるので箸でつまんで中を見てみると、ほんのわずかに外周が白く火が通っているだけで中の9割以上はレアのままになっていることがわかります。
レア肉は口に入れるとそのまま刺し身のような肉の風味を感じることができるので、普通とんかつソースのような濃い味付けは使用しません。
お店のおすすめはわさび醤油を使ったご飯と一緒に食べる方法で、お皿に付け合せでついてくるわさびを醤油に溶かしてたべるようにします。
かつなのに刺身定食を食べているような感覚があり、がっつりした食べ物というよりもどこか上品な味わいになっています。
お一人様のお客さんも多くのんびり大人の時間です
サラリーマンなどがお昼時に利用することが多いこともあってか、店内のお客さんには一人で来ている人が多いことも特徴です。
店内もそれほど大きなわけではないので、ゆっくり一人でおいしいものを食べたいと思ったときにふらりと訪れるというのが正しい使い方かもしれません。
お店の人も一人のお客さんに慣れているのか、席の配置もかなり気をつかってくれ過ごしやすい場所になっています。
普段から牛肉が好きでステーキを食べるという人なら、あえてかつにした理由がすぐにわかるかと思います。
薄い衣を使って揚げるという方法は、ステーキとしてそのまま焼くよりも肉汁が外に逃げにくく、一口食べると濃厚な甘みがそのまま伝わってきます。