旧五島プラネタリウムを引き継ぐ新名所
「コスモプラネタリウム渋谷」は、以前より渋谷の街のシンボルの一つとして親しまれてきた「五島プラネタリウム」が2001年に閉館になったことを受け、そこで使用されてきた資料や機材を引き継ぐ形で登場することになった新しい渋谷の名所です。
ただしこの引き継ぎは決して平坦に行われた作業ではなく、閉館から新たに復活をするまで実に9年という年月を有することになりました。
現在「コスモプラネタリウム渋谷」では五島プラネタリウムで使用されてきた「ツァイスⅣ型投影機」という古いタイプの投影機は使用していませんが、長年に渡り渋谷でプラネタリウムを写しだしてきた同機器は見学できるように展示がされています。
コスモプラネタリウム渋谷があるのは渋谷区文化総合センター大和田の施設内で、12Fのフロア全体がプラネタリウムとして作られています。
プラネタリウム部分は外観からして大変個性的な設計となっており、内部の席も新しく作られた過ごしやすいものになっています。
120席から見える星空の美しさ
コスモプラネタリウム渋谷の内部は全120席となっており、ハイビジョンを超える画質での星空を3Dとして見ることができるようになっています。
リアルな星空の投影は他の施設でプラネタリウムを見てきた人の中でもかなり評判がよく、ゆったりとした座席からたっぷりと広い宇宙の風景にひたることができるようになっています。
座席にも一工夫があり、なんと120席のうち36席は自分で席を動かすことができるという珍しい仕組みがとられています。
椅子を回転させて最大90度まで動かすことができるので、自分の見たい方角に合わせて星空を観察していくことができます。
カップルでの入場にも嬉しい二人がけの席も後方に用意しているので、親しい人とロマンティックな星空を見上げるなんていうのもよいのではないでしょうか。